このページは で作られています。

で作られています。

専門知識不要で本格的なウェブサイトを作成できる! 無料で試してみる 無料で試してみる

-I GO SOMEWHERE, I STAY ME-


日本画家・本城葵
彼女がなぜ、空を描き続けるのか。
窮屈な東京を飛び出し、ニューヨークへ。
そこで出会った自分自身との対話を通じて生まれた物語り。


余白(40px)

余白(40px)
余白(40px)

introduction

余白(40px)
"ここではないどこかへ"

ずっと、それだけを願っていた。

ここではないどこか、

どこか、もっと明るい場所へ。

どこか、もっと優しい場所へ。

どこか、もっと美しい場所へ。

もっと自由な場所へ。


わたしが、私であれる場所へ。
余白(40px)

TOKYO

余白(40px)
ここではない、どこかへ。

ずっと、それだけを願っている。


何をしても満足ができない私は、

ひたすら、輪郭のない理想郷への

妄想を膨らませる。



“私のための場所”



ふとした時に

探してしまうその場所は

どこかにあるのだろうか



別に何かあるわけではない

それでも、何があるわけでもない



ただ、

ここじゃない、事は分かる




私が私であろうとすればするほど

一人置いてけぼりにされている


そんな心地が、ある。



教室で、みんなで覚えた言葉も

教えてもらった方程式も

ルールもレールも、

私にはどうも使えなくて、

伝わらない、届かない



周りが上手に

使いこなしていくのを見てはただ、

自分と比べることしかできない



頑張っても頑張っても

答えはどこにも見当たらない

真っ暗なトンネル、



手を伸ばしても伸ばしても

何にも触れられない、

そんな感覚



私だけ

この場所に間違って

生まれてきてしまった気がする。

焦る。



『自分なりに頑張ってます!』

そう自分に言い聞かせる日々にはもう、飽き飽きする


頑張ることを頑張り切れない

そんな自分に失望しては、蓋をして


頑張っても誰も認めてくれないのなら

この場所で頑張ることに

何の意味があるんだろう

なんて事を、考えてしまう



大きくなった焦りは、

気づけば妬みに変わる


妬みは、

益々わたしを、

醜くする


狭い。狭すぎる。


この窮屈な場所は

私には似合わない


この狭い世界を抜け出したい。

抜け出して、もっと広い場所へ行きたい。


ここじゃない、どこか

きっとあそこへゆけば私は、変われる。


その想いだけが、私を突き動かす


もっと、

もっと、

もっと遠く



もっと、

もっと、

もっと高く



誰の声も聞こえない

ただ、この場所じゃない、

事はわかる




どこか、

どこかへ、

この場所じゃない、どこかへ



余白(40px)

New York

余白(40px)
ようやく辿り着いた

ここじゃない、

“どこか” の方。



憧れ

妄想


希望

期待

理想


キラキラしたそれがギュッと、

詰まった場所


そう思ってた。

思っていた。


ここではない、どこかへ。



どこか。


この場所はその、 
“どこか” なのだろうか


思っていた “どこか” は
この場所にあるのだろうか



いや、

変わらない。

かつての場所と、何も。


ビルも、

空も、

空気も、

ご飯は少し違うし、

肌の色も様々だけれど

伝わらない、届かない

何も変わらない。



何かを、置いてきてしまった気もする。




どこか、は、

ここ、ではなかったのだろうか




焦る、眩む、失望する



小さい、小さすぎる。



この窮屈な場所は

私には似合わない




こんな小さすぎる世界を

抜け出したい。



抜け出して、もっと広い場所へ行きたい。


“あそこへゆけば”

そう突き動かされ、動いたはずの私の

心の中はちっとも変わる事ができない


それを願えば願うほど、

場所を変えれば変えるほど、

わたしは、

どこへもいけない。



どれだけ歩いても、

どれだけ走っても、

手を伸ばしても、

伸ばしても、

伸ばしても、

決して

触れることの出来ない景色


どこへも行けない。



東京に行けば、

日本を出れば、

この場所じゃなければ、

この人じゃなければ、



そんな期待は儚く消え、

ついに私は、

どこにいるのか、

分からなくなった頭が痛い




どこにもいない

どこに行っても

どこにも行けない

どこにも、行けない。





究極に、

孤独だ




ここじゃないどこか、

そんな場所がないのなら

これ以上わたしは、

どこへ向かえと言うのだろうか




神様!

教えて。




わたしは、わたしを

どこで見失いましたか

わたしは、わたしを

どこに置いてきましたか


わたしは、わたしを

ちゃんと見つめていますか


わたしは、わたしに

何ができていますか



わたしは、わたしは、わたしは。

わたしは、わたしは、わたしは。


(ふと、空を見上げる)

(深呼吸)




変わらない


この場所で見る空も

かつて見ていた空も



まるで変わらない



どこに行っても、

ずっと変わらない



小さい頃から、

わたしが好きだった空だ



見ないようにしていたのは

目を瞑っていたのは


私だったんだ



全部全部、ここにあったんだ。

私の、中に。



“自分を見ろよ!

自分を。”



小さな私に、

そう言われてる気がする。




ずっと、

ここにいたんだね。


ごめんね、





ずーーーーーっと、

ここにいたんだね。


ありがとう、


知ってしまうのが怖かったんだ


それでも、わたしは。

わたしは、わたしは。

わたしは、わたしは。

わたしは、わたしだ。




余白(40px)

IMA, KOKO

余白(40px)
ここではない、どこかへ。

ずっと、それだけを願っていた。


“私のための場所”


ふとした時に

探してしまうその場所は


どこかではなく、

既にここにあったのかもしれない



一番近く、

わたしの中に。


もっと明るい場所。

もっと優しい場所。


もっと美しい場所。


苦しみのない場所。


争いのない場所。


悲しみのない場所。



わたしが、私であれる場所。




それは全部、

わたしから始まる。



わたしで決まる。





空は、いつだって広かったし


見えなくても、必ずわたしに

大丈夫を伝えてくれた



そしてわたしはそんな空が、

大好きだった。




大丈夫。

もう逃げないよ。



誰かじゃない、

どこかでもない、




わたしの中、

この場所から。



fin.
余白(80px)

Artists

余白(40px)

本城葵 - Painting

日本画家

Education: 

Tama Art University 

Graduated in March 2019 with degree in Japanese Painting Tama Art University Master’ s degree 

“空” をモチーフとした作品を得意とする。

過去経歴として、シブヤアロープロジェクトでの街中における壁画制作や、

“岡山へ若者が集う理由を創る” という隠れテーマに向けた、餃子世界(岡山)での壁画制作、

星乃珈琲での壁画制作など、

そこに集う方や住む方に向き合い、アートがどのように機能できるかを追求した壁画を数々制作。

開催する展示毎に高額作品が多数落札されるなど、今大注目の若手日本画家。

余白(40px)

MisiiN - Music

Artist / Produce

“be the you -自分であれ-" をモットーに、

時に激しく、時に優しく、聴く人を鼓舞するための “ 革命歌 -バイブル- ” を。


最強パートナーの二人だからこそ生まれる、空気感と音楽。

映画劇伴、CMソングの制作他、NOSE ART GARAGEでのプロジェクトを通じ、

積極的に他ジャンルのアーティストとのコラボレーション企画などを手掛ける。

2022年5月結成。

現在は 東京(表参道)、富山 に拠点を置き活動中。

余白(40px)

森宮奈穂 - Reading

女優・モデル

1996年生まれ。香川県出身。

モデルとしてファッションや広告など、幅広いジャンルで活動中。

近年は演技の方面に力を入れ、

さらなる自己表現の場にも意欲的にチャレンジしている。

余白(80px)

Credit

余白(40px)

WHAT CAFE(寺田倉庫)

-Place / Exhibition organizer

東京・天王洲にあるアートカフェ。
自分にとってのアートを探す空間。


お問合せは下記のメールアドレスにご連絡ください
what_cafe[@]terrada.co.jp
※@を囲む[]を外してご入力ください
■OPEN 11:00 - 18:00 (L.O. 17:30)
■不定休
■入場無料

NOSE ART GARAGE

-Contents Produce

コーヒーと和菓子のあるアートギャラリー
「ほっと一息できる場所」☕️🍡🎨



📍東京都港区北青山3-5-21 5F
closed : mon.
#表参道 #駅徒歩1分


お問い合わせはこちら : contact@noseartgarage.tokyo